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陸上自衛隊習志野演習場で落下傘部隊の「降下訓練始め」 3年ぶりに一般公開

過去の「降下訓練始め」の様子

過去の「降下訓練始め」の様子

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 陸上自衛隊習志野駐屯地(船橋市薬円台3)の演習場で1月8日、第1空挺団による「降下訓練始め」が3年ぶりに一般公開される。

2019年の「降下訓練始め」の様子

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 降下訓練始めは、1年間の降下訓練の安全を祈る「開傘祈願祭」として部隊内で1969(昭和44)年から行われている。第1空挺団は、陸上自衛隊唯一の落下傘部隊で、落下傘部隊が上空から降りてくる「降下訓練」の一般公開は1974(昭和49)年から続けられている。近年の来場者数は約1万人。しかしコロナ禍において2020年から昨年は一般公開が中止されていた。

 今年は、日本・アメリカ・イギリス・オーストラリア間の相互信頼の醸成と祝賀を目的とした米陸軍、英陸軍、豪陸軍による展示降下が行われるという。

 また支援部隊として、次の部隊も参加する予定。陸上自衛隊東部方面隊、同富士学校、高射学校、通信学校、水陸機動団、第1ヘリコプター団、中央即応連隊、国際活動教育隊など。

 さらに、海上自衛隊教育航空群、航空自衛隊航空支援集団。米空軍第5空軍第374空輸航空団、米陸軍第82空挺師団・第11空挺師団・第1特殊部隊群第1大隊、米海軍第5空母航空団と米軍は約70人が参加する。

 英軍からは第16空中強襲旅団の約30人、豪軍からは国防軍空挺学校から約10人が参加する。

 公開される訓練内容は、「指揮官等降下展示」として空挺団、米英豪陸軍による空挺降下・自由降下の展示。「地上訓練展示」としては、島しょ防衛を想定した空挺作戦及びヘリボン作戦の展示。陸上自衛隊のヘリコプターによる編隊飛行を展示する「飛行訓練展示」となる。

 感染症対策のため、飲食物を販売する売店や飲食エリアなどは設けられず、入場者はマスク着用、入り口で検温を行う。

 当日の開門は午前8時30分、入場は正午まで可能。駐車場は数に限りがあるため、公共交通機関での来場を呼び掛けている。荒天中止。

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