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ふなばしアンデルセン公園が「きりがみコンクール」 小学生が大賞受賞

「きりがみコンクール」受賞者と来賓の記念撮影

「きりがみコンクール」受賞者と来賓の記念撮影

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 ふなばしアンデルセン公園(船橋市金堀町)子ども美術館で4月23日、「第14回きりがみコンクール」の表彰式が開催された。

大賞の作品「悲しい王様」(右)=ふなばしアンデルセン公園が「きりがみコンクール」

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 同コンクールは、アンデルセン童話の作者、ハンス・クリスチャン・アンデルセンが切り紙の名手としても知られていることから、船橋市の姉妹都市であるデンマークのオーデンセ市との交流を深める目的で始まった。

 今回の応募総数は過去最多となる2112点。この中から、一般、中学生、小学生以下の部で優良賞3作品、優秀賞1作品の4作品ずつ、計12作品を選出。さらに、船橋市長賞、オーデンセ市賞、アンデルセン公園子ども美術館賞など10作品を選出し、計22作品が受賞した。

 コンクールを主催する船橋市公園協会の西水徹理事長は「船橋市に住む方からの応募も多いが、北は北海道、南は沖縄までさまざまな地域の幅広い世代から応募を頂いた。これほど多くの素晴らしい作品の中から受賞作品を選ぶのは非常に困難だった。応募作品を一点ずつ見る中で、想像力をかき立てられ、改めてアンデルセン童話を読んでみたいと思わせられた」と話す。

 「多くの作品の応募があったことは大変素晴らしいこと。これは日本とデンマーク、そして船橋市とオーデンセ市の強い絆を物語るもの。このコンクールを通して、それらの絆がさらに深まっていくものと信じている」と話すのは、ピーター・タクソ=イェンセン駐日デンマーク王国大使。

 大賞を受賞したのは、船橋市在住の小学生、竹井悠悟君の「裸の王様」をモチーフにした作品「悲しい王様」。竹井君は「受賞したと聞いた時はとても驚き、耳を疑った。作り終えた時は、やっと終わったという達成感があった。初めての応募だったが、切り紙は楽しいと思った」と話す。竹井君には副賞として「デンマークへの旅『アンデルセンの奇跡をたどる』」も贈られた。

 今回の受賞作品は、過去の受賞作品やオーデンセ市の子どもたちの作品、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの作品のレプリカと共に5月14日まで、同館に展示する。

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