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船橋アンデルセン公園で「影と遊びのワンダー」 影絵も楽しめる迷路空間など

「お菓子の家」の前に立つ現代美術家の原倫太郎さん

「お菓子の家」の前に立つ現代美術家の原倫太郎さん

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 ふなばしアンデルセン公園子ども美術館(船橋市金堀町、TEL 047-457-6661)で現在、企画展「影と遊びのワンダー」が開催されている。

回り灯篭に映し出される絵

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 同展は、現代美術家・原倫太郎さんと画家・原游(ゆう)さんの作品展。昔話や童話を主題にした影絵で遊ぶコーナーやユニークな卓球台のほか、外国語の翻訳ソフトの誤訳を利用した作品「日本昔話Remix」を展示し、「アートを遊び感覚で体験しよう」をコンセプトに掲げる。

 エントランスの天井はスクリーンになり、「日本昔話Remix」の作品を投影する。同作品は、例えば「かぐや姫」を翻訳ソフトで訳すと「匂いを嗅がれるとすぐにプリンセス」という意味の英訳になり、「おむすびころりん」は「逃亡者」になるという、誤訳を生かした作品となる。

 展示室1は、暗い空間の中で回転する影や動物などをモチーフにした影絵が映し出され、迷路のような空間を散歩することができる。展示室2には、アンデルセン童話の「親指姫」の絵が描かれた3人用の卓球台を置き、多人数でプレーもできる。童話「ヘンゼルとグレーテル」に出てくる「お菓子の家」を元に作った小屋も展示する。

 同館美術担当の柴田孝利さんは「今回の企画展は単に自然と遊ぶだけでなく、アートとも遊べるので公園のコンセプトとも合っている。子どもたちが美術に関心を持って、夢や希望が膨らむことを期待している」と話す。

 11月20日と12月11日には、原さん2人による企画展ワークショップ「ひっつき虫ツリーをつくろう!」を予定。

 開園時間は9時30分~16時。月曜休園。入園料金は、一般=900円、高校生(生徒証提示)=600円、小・中学生=200円、幼児(4歳以上)=100円、65歳以上無料(証明書提示)。作品展は12月25日まで。

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