ららぽーとTOKYO-BAYにある元学童保育施設「ウィズダムアカデミー」(船橋市浜町2)の事業縮小に伴い、生涯学習の場となる「ふなばし大学ららぽーとTOKYO-BAY校」が6月1日にオープンした。運営は、約15年にわたり船橋市内の情報を発信している「myふなばし」(市場1)。
「ふなばし大学ららぽーとTOKYO-BAY校」であいさつする山崎健太朗さん
ウィズダムアカデミーの鈴木良和社長は「この場所を子育て支援の場として、さまざまな交流の場として幅広く利用してほしいと思い、『ふなばし大学』の運営や、船橋を中心に情報発信をしている『MyFuna』『Mamachi』と連携することになった」と経緯を話す。
myふなばし社長の山崎健太朗さんは「地域に興味を持って地域に関わる人が増えると地域力が増す。『ボランティア』『社会人の学び直し』の場が、まさに地域に関わるきっかけの一つになる。その思いが鈴木さんの目指すところと合致して、今回引き受けることになった」と話す。
「Mamachi」(市場1)は、船橋を中心にママ向けに地域の子育て情報を発信しているメディア。今年2月から市場カフェ内で開校した「ふなばし大学」事務局も担っている。
ふなばし大学は「1時間以内で楽しめる!市民参加型無料講座」をテーマに、市内で専門性や趣味を持つ市民が講師を務め、コミュニケーションやスキル、美容や健康に関する座学、食や料理系の体験、育児に関する講座、音楽、スポーツ、カウンセリングなど幅広い講座を開講している。
山崎さんは「市民の皆さんとフリーランスで活躍している人とがつながれる場に」と期待を込める。「ふなばし大学のららぽーとTOKYO-BAY校としてだけでなく、働く女性のキャリア支援や子育てを目的とした相談カウンターの設置の検討もしている」とも。
同施設内には約15坪のスタジオを併設し、レンタルルーム(一般利用1時間1万円、2時間1万8,000円)としての利用も可能。音響機器やホワイトボード、フリーWi-Fi、コンセント、モニターなどを備える。
オープン同日は、運営スタッフらがあいさつ。「MyFuna」の見上裕美子編集長は「自分の地域で起きていることに関心を持ってもらい、自分のこととして考えられるようになると、より良い地域になり、ずっと住み続けられる場所になる。今回のこの場所が、そうしたことにつながれば」と話す。
「Mamachi」の小林夢生編集長は「市民の皆さんを笑顔にするため、隙間時間に学べる大人と子どもの学びの場の提供、フリーランスの方の活動支援もしていきたい。レンタルルームにもなるので、イベントや教室運営、講座などにも利用してほしい」と呼びかける。「夏にはサマースクールや夏休み企画も開催したい」とも。