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前原の御嶽神社に専任の宮司が就任 鎮座350周年に神職が常駐する神社へ

赤い御扉が印象的な「御嶽神社」社殿

赤い御扉が印象的な「御嶽神社」社殿

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 新京成線前原駅から徒歩6分、成田街道沿いにある御嶽(みたけ)神社(船橋市前原東5)に7月、鳥居南(とりいみなみ)圭吾さんが新しく専任の宮司として就任した。

宮司に就任した鳥居南(とりいみなみ)圭吾さん=前原の御嶽神社に専任の宮司が就任

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 同神社は、二宮神社(三山)が管理する兼務社のうちの一つで、専任の宮司は「恐らく今回が初めて」だという。

 京都市生まれの鳥居南さんの家は代々、伏見稲荷大社の祭祀(さいし)や運営を担う社家。国学院大学卒業後、京都府宮津市の元伊勢籠(この)神社や京都市の貴船神社、千葉県勝浦市の遠見岬(とみさき)神社を経て、2017(平成29)年より二宮神社に奉職。その縁から今回の就任へとつながった。

 これまで御嶽神社には神職が常駐しておらず、地域の氏子が日々の管理を行っていた。神事の際には二宮神社から宮司が出向き、祈とうなどを執り行っていたが、今後は常時受け付けが可能になる。

 同神社には「忌炉(いみろ)」と呼ばれるおたき上げ専用の焼却炉を完備しており、人形などのおたき上げも受け付けるほか、季節感のある月替わりの御朱印も頒布する。

 鳥居南さんは「神様は祭れば祭るほどご神徳が大きくなる。これまで氏子の方々が大切に守ってきた思いを大切にしながら、さらにたくさんの方に参拝いただけるよう努めたい」と話す。

 今年創立350周年を迎える同神社。「就任したばかりで少しずつ整えているところだが、節目の年なので何か記念になるようなことも考えていきたい」とも。

 祈とう受け付けは9時~16時。神職が不在の場合があるため、希望者は事前に要連絡。駐車場あり。

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