JR武蔵野線船橋法典駅から徒歩5分、木下街道沿いに手作りギョーザ専門店「三葉茶軒(みつばちゃけん)」(船橋市上山町1)が仙台から移転して、5月9日で3カ月がたつ。
コーヒーとももシロップとジャスミンティーを組み合わせた「ももコーヒー」。「癖になる味わい」と楊さん
店を切り盛りするのは、中国貴州省出身の楊??(ヨウ・テイテイ)さん、文笛(ブンテキ)さん夫婦。日本に魅了された文笛さんの影響で、5年前に家族で仙台に移り住みギョーザ専門店を開業。今年2月9日、知人から物件を紹介されたことを機に船橋へ店を移転した。中国では全く異なる職業で働いていたという楊さん夫婦だが、「日本で何の仕事ができるか考えた時に、中国で親しみのあるギョーザを提供する店を開くことを決めた」という。
一番人気のメニューは「水ギョーザ定食」(810円~)。ギョーザの個数や具材の野菜(白菜またはニラ)、タレ(しょうゆ、ラー油、黒酢)を選ぶことができるほか、有料(50円)で辛みのある「四川風ラー油たれ」「貴州風ラー油たれ」も用意する。
水ギョーザは皮から手作りし、もちもちとした食感が特徴。餡(あん)にはネギやショウガなどから作っただしを入れ、最後に油でコーティングすることで水分を包み込み、肉汁が出るようにしたという。
日本人になじみのある「焼きギョーザ」(450円)や、タピオカドリンクを中心としたさまざまなドリンクも多数そろえる。日本では珍しい、コーヒーにフルーツシロップとジャスミンティーを組み合わせた「ももコーヒー」「ぶどうコーヒー」(以上430円)なども提供する。
建物2階に位置する同店では、1階の軽食屋台「オパ屋」との業務提携し、双方のメニューの注文や購入メニューの持ち込みが可能。
「船橋に来たばかりで試行錯誤しながら頑張っている」と話す??さん。「船橋法典はファミリー層が多いので、家族みんなでギョーザを食べに来てほしい」と呼びかける。