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船橋法典駅近くに果物問屋のスイーツ店「にしかわ」 旬の果物をふんだんに

(右から)野田明子店長、丸大一の西川早苗常務。前掛けは60年前のもの

(右から)野田明子店長、丸大一の西川早苗常務。前掛けは60年前のもの

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 JR武蔵野線・船橋法典駅近くに9月2日、「果実問屋にしかわ船橋法典店」(船橋市藤原2、TEL 047-712-2410)がオープンする。

旬のフルーツのタルト

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 経営は1935(昭和10)年創業の果実問屋で、豊洲市場で青果仲卸を営む「丸大一」。スイーツ店としては昨年1月、豊洲市場江戸前城下町店をオープンしており、同店は2店舗目となる。「フルーツをもっと身近に感じてほしい。同じフルーツでも産地や種類によって味の違いがあることを知ってほしい。それぞれのフルーツの一番おいしい時期を体験してほしい」という同社の西川輝久社長の思いから開店に至ったという。同駅付近は西川社長の地元でもある。

 「豊洲市場が街にやってきた!」をコンセプトに、「青果仲卸の目利きが選んだ旬のフルーツをぜいたくに使ったスイーツ」が特徴だという。店長の野田明子さんは「商品には、それぞれの果物の産地を表示している。コロナ禍で旅行に出掛けられない今、スイーツを食べてその場所に行った気分も味わってもらえたら」と話す。

 旬のフルーツを使うため、約2カ月ごとにスイーツメニューが変わる。野田さんは「今のお薦めは、『長野パープル』というブドウを使ったスイーツ。香りもよく、紫色で、種がなく皮ごと食べられる種類。ほかにも桃やイチジクなど旬のフルーツを味わってほしい」と話す。

 約6坪の店内にあるショーケースには色鮮やかなスイーツが並ぶ。テークアウト販売のみで、シェイクなどの一部商品は外のベンチで食べることもできる。

 商品は、ショートケーキ(518円~)、旬のタルト、マリトッツォ、季節のゼリー(以上540円~)、フルーツオムレット(528円~)、ホールケーキ(2,138円~)など。マリトッツォは最近はやりのイタリア発祥のスイーツで、ブリオッシュに生クリームを挟んだもの。同店のマリトッツォは生クリームにクリームチーズを加えて甘さを控え、フルーツの味を楽しめるよう工夫を施す。ドリンクの販売も予定。

 オープニングスペシャル商品として9月2日~7日、「フルーツオムレットのセット」(1,620円)、「食べるシェイク」(540円)を各2種類用意する。

 「高級フルーツをふんだんに使っているスイーツをこの価格で提供できるのは果実問屋ならでは。季節により変わっていくフルーツを楽しんでほしい」と野田さん。

 営業時間は10時~20時(土曜・日曜・祝日は19時まで)。水曜定休。

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