お好み焼きをメインに提供する「てっぱんおが和」(船橋市丸山5)が東武アーバンパークライン馬込沢駅からほど近い住宅街の一角にオープンして、6月11日で2カ月がたつ。
エビ盛り(むきエビ、干しエビ)700円。お好み焼きは来店客がセルフで焼くスタイル=馬込沢に鉄板焼き専門店「てっぱんおが和」
近くで介護事業を営む「鶴亀吉祥」(丸山5)が経営する同店。社長の山口容平さんが、叔父が以前経営していた店を20年越しに引き継ぐ形となった。叔父の引退後に抱き続けていた「いつか再オープンしたい」という思いをかなえた。
主力メニューの「お好み焼き」(600円~)は、豚バラ・牛すじ・海鮮など6種類。生地は以前の店のレシピを元にシンプルさを追及し、スタッフで研究を重ねた。すりおろした山芋でふんわりとした食感を出し、ざく切りの長芋で食感を加えているという。
タン元とタン下の部位を一度に楽しめる「豚タン」(350円)の鉄板焼きや、バーナーを使ってその場でスモークする「チーズタラ」や「うずらの卵」(以上300円)の燻製(くんせい)などの一品メニューも提供するほか、日替わりメニューや季節メニューもそろえる。海鮮素材は船橋市場で仕入れ、「せっかくなので刺し身なども提供している」と山口さん。
「地域のつながりを大事にしたい」とも話し、自社や知人の介護施設利用者が外食したいという場合も店との連携を図る。「いずれは子ども向けに、鉄板でクレープを焼いたり、かき氷を作ったりするイベントも開いてみたい。幅広い世代の人たちが集まれる場所になれたら」と意欲を見せる。
営業時間は、11時~14時、17時~22時。営業日はインスタグラムで知らせる。