IKEA Tokyo-Bay(船橋市浜町2)の屋外スペースで6月16日、地元農家が集って農産物を販売する「ファーマーズマーケット」が開催された。
IKEA Tokyo-Bayで同イベントを担当する金澤正さんは「地元農家と協力し、地産地消を推進するイベントを開くことで、健康でサステナブルな生活というブランディングを浸透させたい」と話す。
主催は市内で梨やブドウの栽培を主とする農家「芳蔵園」(二和東2)。市外からの来店客も多い同所で、農業の魅力をPRすることを目的に同所で初めて開いた。
1階の屋外エントランスでは、野菜を販売する「三須トマト園」(印内3)、「ベジリズム」(金杉4)のほか、パクチー農家「PAKUCI SISTERS」(八千代市)も出店。「奈良養鶏場」(馬込町)は卵を、「皆川牧場」(鈴身町)は自社工房で製造したチーズを販売。芳蔵園が運営するキッチンカー「From Farm(フロムファーム)」も出店した。
来場者は約200人。来場した60代主婦は「新鮮な野菜や卵が購入できるのはとてもうれしい」、イケアでの買い物後に家族で来場した30代男性は「ジャガイモの詰め放題と冷やし焼き芋の詰め放題に参加し、子どもと一緒に楽しめた」と、それぞれ話していた。
芳蔵園の園主の妻・加納智恵さんは「今まで自社農園で何度かイベントを開いたが、こちらでの開催は初めてなので集客など不安もあった。今後もこのマーケットが、この場所で根づいていくようにしたい」と話す。
今後は2、3カ月に1回のペースで開いていく予定だという。