![ゆったりした座席は三番瀬海浜公園をイメージした青で統一](https://images.keizai.biz/funabashi_keizai/headline/1721051156_photo.jpg)
船橋市総合教育センター「プラネタリウム館」(船橋市東町)で7月7日、リニューアルを記念したオープニングセレモニーと特別投映が開かれた。抽選で選ばれた30組82人が、新投映機での七夕の星空を鑑賞した。
点灯式。左から八木が谷小学校1年生五十嵐圭くん、松戸市長、小栗原小学校5年生富本亜美さん
2023年11月からリニューアル工事のため休館していた同館。「コスモくん」の愛称で36年間親しまれた投映機に代わり、新たに「Pandora II(パンドラ・ツー)EX」を導入。これまで投映できた恒星が9000個だったのに対し、新たな機械では4000万個の恒星を投映。200個以上の星雲星団や、天の川を構成する微かな星の光まで再現することができる。
投映機に加え、館内も全面リニューアル。座席は255席から145席に減らし、ゆったりと座れる広い座面に変更した。10台分の車いす用スペースも備える。館内入ってすぐの展示スペースには、銀河眺望ディスプレーなどを新たに置いた。
セレモニーのあいさつで、松戸徹船橋市長は「35年以上投映してきたコスモくんから、性能がグッとアップした。2023年はドイツで近代的なプラネタリウムが誕生してから100年の節目の年だった。リニューアルしたプラネタリウム館が、新たな100年を共に歩み出せることをうれしく思う」と話した。「今回のイベントに600人を超える応募があったことからも、市民の関心の高さがうかがえる。プラネタリウム館をきっかけに、科学や理科に興味を持ってもらえたら」とも。
新たな投映機の点灯式の後、当日のための特別プログラム「七夕の星空」を投映。集まった人たちは、プラネタリウム館名物の生解説とともに天の川や季節の星座を鑑賞した。
セレモニーで点灯スイッチを押した八木が谷小1年の五十嵐圭くんは「星がいっぱいで、とてもきれいだった」と笑顔を見せた。
一般投映は7月13日から。