船橋大神宮を出発地点に、徳川家康ゆかりの御成街道をゴミ拾いしながら走る「ゴミ拾い駅伝」が2月10日に開催される。
いっせいにスタートする参加者ら。通常の駅伝とは一味違った緊張感が漂う(関連画像)
ゴミ拾い駅伝は拾ったゴミと到着時間をポイント化して順位を競うもので、2人以上のチームで参加する。2006年正月に東京~神奈川間の100キロメ期間で初めて行われ、現在でも毎年年末年始に行われている。
千葉県内では初の開催となり、徳川家康が「タカ狩りのために造らせた」といわれる御成街道の敷設が今年で400年目の節目を迎えることから、これを記念して大会を開くことになった。
主催は同実行委員会で、後援は御成街道沿線の6市(船橋市、習志野市、千葉市、四街道市、八街市、東金市)に申請している。運営サポートとしてNPO法人「もう一つのプロジェクト」(横浜市神奈川区)が協力し、他地域で行っている「ゴミ拾い駅伝」のノウハウを提供する。
参加者はゴミ袋とトングを持ち、軍手をはめた「ゴミ拾いスタイル」で駅伝に参加する。出発地点に設定した船橋大神宮(船橋市宮本5)と東金高校(東金市)の2カ所から同時にスターし、約40キロのコースでそれぞれタスキをつなぐ。目的地の御茶屋御殿(千葉市若葉区)で合流し、到着時間や拾ったゴミの量を計測してゴミポイント(1グラム=1ポイント)とタイムポイント(最終到着チームとの時間差1秒=1ポイント)で勝敗を決める。
今回は徳川家康ゆかりのコースとあって、本陣に見立てたゴールの御茶屋御殿で徳川家康に扮(ふん)したよろい武者が到着を出迎える予定。
現在、参加者を募集している。申込期限は来年1月15日。問い合わせ先はは事務局(TEL 0475-76-1826)まで。