「第57回船橋市農水産祭」が11月9日・10日で開催され、9日は船橋駅コンコースでの即売会、10日は船橋駅北口にある天沼弁天池公園(船橋市本町7)のグラウンドで各種イベントが開催され、多くの来場者でにぎわった。
コノシロのつみれ汁を販売する漁協組合=天沼弁天池公園で「船橋市農水産祭」
初日の船橋産の農産物即売会は例年通り、東武鉄道船橋駅コンコースで開催。船橋産の新鮮な野菜や果物などを生産者が即売。都市農業をPRしたほか、船橋警察署による防犯対策の周知活動なども行った。
今年は2日目の会場を天沼弁天池公園グラウンドに移しての開催。グラウンドにはステージを特設し、出店者のブースやキッチンカーが並んだ。開催時間の朝10時には会場を人が埋め尽くした。
開会のあいさつには松戸徹船橋市長や野田佳彦元総理も登壇。松戸市長は「農業や工業などの街のにぎわいを支えるのは市民の皆さんでもある。今は農地の維持も大変な時代。農地の近くで砂ぼこりが飛んでくることなどもあると思うが、互いの理解が大切。理解をお願いできれば」と集まった来場者に呼びかけた。さらに、今年はこれまで活用されにくいとされきた「コノシロ」(コハダが大きくなった魚)についても触れ、「船橋市でたくさん捕れているコノシロについても、これからは皆さんに知っていただけるようになると思う」と案内し、場内では「コノシロのすまし汁」も販売した。
JAいちかわ船橋地区とちば東葛農業共同組合西船地区女性部は手作りしたサツマイモスティックやサツマイモと小松菜のカップケーキなどを販売。JAいちかわ船橋地区青年部は船橋産小松菜など船橋産の農産物が入った「ふなばしカレー」を、ちば東葛農業共同組合西船地区青壮年部や船橋市農業青少年クラブは小松菜入り焼きそばを、それぞれ販売した。
他に、卵のつかみ取り、北海道津別町のジャガイモ詰め放題、クイズ大会も行われ、会場は家族連れなどでにぎわいを見せた。