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船橋の不動産会社、休耕地で栽培したサツマイモを使い焼酎を商品化

大河内剛社長

大河内剛社長

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 船橋の不動産会社「大慶エステート」(船橋市緑台2)が、市内の休耕地で栽培したサツマイモを使った芋焼酎「船橋」を商品化し、11月1日、販売を始めた。

スタッフの小野友子さんがデザインした船橋ラベル

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 同社は、本社を構える緑台から車で10分圏内を商圏とした地元密着の不動産会社。船橋市は都市化や宅地化が進み、今後数年間は人口増加が見込まれている。一方、高齢化や後継者不足などが原因で農地を維持できない農家も増えている。「耕作するのは大変だが、農地として生かしてほしいと地主から託され、休耕地活用に数年かけてさまざまな農作物栽培にチャレンジした」と社長の大河内剛さんは振り返る。「保存性があり加工もできるのでサツマイモを栽培することに決めた」という。

 昨年4月、高根、金杉、二和など市内5カ所2500平方メートルの休耕地でサツマイモ栽培を開始。10月に合計6トンを収穫し、うち3トンを水戸の老舗酒造メーカーで醸造。熟成期間を経て、今年10月に芋焼酎「船橋」が完成した。

 オリジナルラベルは2種類。味のある手描きテイストが目を引くラベルをデザインしたのは、同社スタッフの小野友子さん。「小舟をつないで橋にして海老川を渡った」という「船橋」の由来を元にデザインしたという。

 大河内さんは「芋の香りが強く、芋焼酎好きにはたまらないのに飲み口がスッキリ。有名な焼酎と比べても遜色ない。カボスを搾り、炭酸割りがお勧め。仕事終わりに毎日楽しんでいる」と話す。

 初回生産は2250本。1本720ミリリットルで、価格は2,980円。同社ウェブサイトで扱うほか、市内の一部飲食店でも提供する。

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