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船橋で「オレンジフェスティバル」初開催 認知症カフェの周知目指す

実行委員長の鳥居和雄さん

実行委員長の鳥居和雄さん

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 認知症をテーマにしたフェスティバル「ふなばしオレンジフェスティバル」が11月15日、船橋駅北口にある天沼弁天池公園(船橋市本町7)で初開催される。

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 実行委員長を務めるのは、船橋市在住で介護・福祉関係の職に携わる鳥居和雄さん。鳥居さんは「船橋にはいろいろな場所で『オレンジカフェ』とも呼ばれる認知症カフェが開催されているにもかかわらず、実際のところ、あまり知られていないことが大きな課題だと感じている。それを知ってもらえるきっかけになれば」と話す。

 同イベントでは、市内各所で運営されている「オレンジカフェ(認知症カフェ)」の中から、同フェスティバルに賛同した運営者がブースを出店。カフェの周知を図るほか、気軽に入れる相談窓口などを設ける予定。

 「医療介護福祉相談ブース」では、ケアマネジャー、グループホーム、訪問看護・介護、介護美容、福祉用具店などさまざまな事業者がブースを並べ、来場者が気になっていることを気軽に相談ができるようにするという。

 ステージでは寸劇「認知症って?」、脳トレ体操、ロコモ体操・ダンスのほか、会場を使って「みんなでタスキをつなぐウオーキングリレー」を実施するなど、さまざまな催しを予定する。

 市内事業者によるキッチンカー、複数の飲食ブース、管理栄養士によるクレープ店、「ふれあい動物園」なども並び、特設ステージでは地域の子どもたちによるダンスステージも予定。鳥居さんは「老若男女が楽しめるイベントにしたい。今はまだ直接介護などに直面していない若い人や小さいお子さんのいるファミリー層の方にも、市内には『認知症カフェ』というものがあることを知ってもらいたい」と話す。

 鳥居さんは「市内で開催されている認知症カフェ同士の横のつながりがなく、運営に関する情報共有ができていないのも課題」とも。「交流があれば、運営面や市内サービスの情報なども含め、より満足できるカフェ運営にもつながるのでは。今回のイベントが、つながるきっかけになれば」と期待を込める。

 開催時間は10 時~15時。入場無料。

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