市川市動植物園(市川市大町,TEL 047-338-1960)で、10月20日から公開されている三つ子のレッサーパンダが人気を集めている。
今年6月20日に生まれた三つ子は、2頭が雌、1頭が雄。父ライチと母メイファの子たちだが、メイファは9月5日に肺気腫で急死してしまった。飼育員がパンダ用ミルクや固形の餌ペレットを与えながら育て、一般公開に至ったという。
「母親が母乳で育てる場合でも、一般公開の時期は変わらないんですよ」と主幹学芸員の松浦秀治さん。「生まれたときは体重が150グラムくらいの灰色の赤ちゃんだったでしたが、今では1700~2200グラムある」と、順調に育っている。
通常レッサーパンダは1回の妊娠では1匹~2匹の出産が普通だが「今回のような三つ子の出産は珍しい」という。メイファにとっては2009年にイチマル、2011年にフラン(いずれも雄)に続く3回目の出産。4頭生まれたが、1頭が早くに死んでしまった。
同園では11月1日から17日まで、三つ子の名前を募集している。候補名から選び投票するシステムで、園で用意している投票用紙のみ有効。命名式を今月24日に控えている。
営業時間は9時30分~16時30分。入園料は、大人=420円、小中学生=100円、小学生未満=無料。