大穴小学校(船橋市大穴南2、 TEL 047-465-2531)で11月20日、5年生を対象にした社会科の特別授業「クルマまるわかり教室」が開催された。
トヨタ関係者サポートのもと、ボードゲームの授業に真剣に取り組む児童(関連画像)
トヨタマーケティングジャパン(東京都文京区)が行っている社会貢献活動「原体験プログラム」の一環で、環境と経済の関わりをボードゲームで実際に体験する出張授業形式になっている。この日は5年生の児童64人が7つの班に分かれ、各班それぞれに地域のトヨタ関係者がサポート役として付くという形で行われた。
最初に車と環境についてのビデオを鑑賞。「20世紀のモノを増やす豊かな時代から、21世紀は環境の時代。自分たちのことを考え直す時代である」とナビゲーターの田端さん。それを踏まえての三択クイズでは、二酸化炭素の特性や環境への影響などについてクイズが出題された。
「カー&エコゲーム」では、各班を1つの会社とみなし、サイコロを振りながら、最初に配られた資金を使って環境設備(リサイクル工場や太陽発電など)に投資したり、エコカーの開発をしたり、社会貢献などをしながらゴールまで進み、よりエコチップを集めバランスよく高い利益を出せるかを競い合った。
「最初は難しいと思ったけどやってみたら楽しい」と、授業に参加した斎藤瑠音さん。エコカーが高い値段で売れたり、せっかく得た利益が没収されたり、悲喜交々(こもごも)それぞれの班で児童たちの歓声が上がった。
春から準備してきたという同授業は今年で2回目。教務主任の浅沼さんは、「実際の体験を通しての学習意欲の向上と、自分でどうしたいかを考えるキャリア教育、また夢を持つことの大切さを目的にした」と語った。