市立船橋特別支援学校(船橋市金堀町)金堀校舎グラウンドで12月16日、千葉ロッテ球団の福浦和也選手と同校の生徒たちとの交流会が行われた。
福浦選手は習志野市出身。「KAZUYA PROJECT」として、オフシーズンに福祉施設の子どもたちを中心に野球の楽しさを伝える活動を行っている。これまでも千葉県内の多くの特別支援学校を訪問し、子どもたちとキャッチボールやトークなどのふれあいを通じて、子どもたちに夢と希望を与えてきた。
この日は中学部53人、高等部125人が参加。福浦選手が登場する際には、高等部和太鼓グループが歓迎の演奏を行った。交流会ではソフトボール部や参加希望の生徒約30人が参加したソフトボールの実技指導を実施。見学者にはサイン入りボール約20球をプレゼントした。
全生徒からの福浦選手への質疑応答では、「どうしてロッテに入ったんですか」との質問に「生まれも育ちも千葉だが、ロッテしか指名がなかったもので…」と苦笑いする場面も。
他にも「ビール飲みますか?」「なんであだ名がはっちゃくなんですか?」など、無邪気な質問が寄せられた。「元気の秘訣(ひけつ)は何ですか?」との質問には「よく食べて、よく練習して、よく寝ること」と福浦選手。
女子生徒による「2日過ぎましたがお誕生日おめでとうございます」とのコメントには同校教諭からも「12月14日38歳おめでとうございます」と福浦選手へ祝いの言葉が送られた。質問した生徒たちには、福浦選手からサイン入りベースボールカードが配られた。
福浦選手を囲んでの記念撮影後、生徒会長の新井くんによるお礼の言葉と、野菜など生徒たちが作業で作った製品を手渡した。福浦選手退場の際は、高等部ダンスグループによる退場の舞、沖縄の躍り「エイサー」などが披露された。