船橋市が非公認のご当地キャラふなっしーが12月25日、クリスマスでにぎわう船橋の街に突然登場し、保育園や西船橋駅(船橋市西船4)前などで子どもたちにおもちゃや菓子を配って回った。
シークレットで登場のふなっしーと記念撮影に喜びを隠せない保育園の先生たち(関連画像)
この日、ふなっしーが回ったのはローゼンかみやま保育園(上山町)、船橋旭保育園(夏見台5)、ククルなかよし保育園(夏見2)と西船橋駅前の4ヶ所。
保育園によっては、事前の情報漏えいによるパニックを避けるため、一般職員にもふなっしーの来園が秘密にされていた園もあり、突然の登場に涙ぐむ職員もいた。
ふなっしーは、オフィシャルグッズを企画する各メーカーから協賛を受け、保育園や駅前で待機する子どもたちに十分な1000人分以上のプレゼントを用意、前もってスケジュールを開けて、この日に臨んだ。
女の子向け、男の子向け、男女共用と各種用意されたオフィシャルグッズは、ふなっしーとスタッフによって時間の許す限り一人一人の園児に手渡された。
最後に訪問した西船橋駅前では、9時ごろから熱心なファンが駅前で様子をうかがい、11時ごろには場所取りが始まった。12時を過ぎるころには多くの人が集まり、ふなっしーが登場した13時20分には400人を超える人が詰め掛けた。
ふなっしーが登場すると、駅前ロータリーを通行中の歩行者も集まり、来場者は一時600人を超えるほどに。危険を感じた主催者側は20分を予定していたパフォーマンスを早めに切り上げ、おもちゃなどを商店会に託し撤収した。ふなっしー登場から撤収までの時間は、わずか5分だった。
この日、西船橋駅前でふなっしーを間近に見た葛飾小学校6年生の女児は「テレビでしか見たことのなかったふなっしーを近くで見ることができて良かった。プレゼントももらった」と笑顔を見せていた。
かねて子どもたちにプレゼントを配って回りたかったというふなっしーは、市内を回った後、「ずっとやりたかった事ができてうれしいなっしー。子どもたちの笑顔にいやされたなっしー」と感想を明かした。