障がいを持つ子どもたちの将来を見据えた船橋独自の福祉サービスのあり方を語り合う「市船PTAシンポジウム」が29日、きららホール(船橋市本町1)で行われた。主催は市立船橋市特別支援学校および支援学級のPTA。
同シンポジウムは、船橋市内の障がいを持つ子どもたちと福祉サービス事業者との情報交換を目的として開催。特別支援学校および学級の生徒が18歳の春を迎えるタイミングに合わせて、福祉就労に関するニーズを一本化し、関係機関に伝えてゆく「船橋スタイル」を構築することを目指している。
シンポジウムのパネリストとして、市内で福祉作業所を経営するさざんか会の理事長・宮代隆治さん、ぐらすグループ代表の友野剛行さん、ふらっと船橋所長の清水博和さん、船橋市障害福祉課の渋谷浩一さん、松浦年洋さんが参加。ホールはほぼ満席に埋まった。
シンポジウムでは、市内作業所の現状や福祉ニーズなどの現状が報告され、西部地域、南部地域に福祉作業所が不足していることや、支援学校を卒業した後の就労支援に関する問題が挙げられた。
今後、障がいを持つ子どもの親と福祉サービス事業者の相互情報交換会は年1回のペースで定期的に開催される予定。