船橋市地方卸売市場(船橋市市場1、TEL 047-424-1151)で4月26日、見学会「わくわく市場探検隊」が行われ、家族連れを中心に40人が参加した。
フォークリフトやターレに乗って記念撮影をする参加親子(関連画像)
船橋市場は4月から「地方卸売市場」に転換し、地元に密着してより魅力ある市場づくりを進めている。その一環として見学会を開いた。参加者は、市場総務課の藤井輝文隊長・中島祐樹副隊長による説明を受けた後、市場内の探検に出発。
青果卸売場で市場の役目の紹介と果物クイズ、水産物卸売場でマグロの模擬せり、マイナス50度の冷凍庫の体験や冷凍バナナによるくぎ打ちを体験。そのほか、場内店舗の見学、卵焼きと地元で取れたスズキの試食、料理店店主によるタイのさばき方の実演、フォークリフトやターレに乗っての記念撮影と、「見る・学ぶ・食べる」をテーマにした体験と見学会を行った。
冷凍庫に入った参加者は「冷凍庫に初めて入った」「寒くて息が白くなり、雪が降ったのでびっくりした」「眉毛が凍った」「普段の生活ではあり得ない体験をした」と驚きの声を上げた。
「市場に時々来るが、このような施設があるとは知らなかった」「一般の人も市場に入れるのを知ることができて良かった」と大人の参加者。「マグロの頭に触れたことが一番面白かった」と話す子どもも。
隊長の藤井さんは「肌で感じて楽しんでもらうことに主眼を置き、試食も取り入れた。途中から子どもたちの目がキラキラ輝きだし、私より先に進もうとする子も現れた。当市場を身近に感じ親しんでいただくため、見学会を定期的に開く予定」と話す。