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船橋・旭町の秋山農園でハート型の「初恋トマト」-親子二人三脚で

同園園主の秋山さん親子

同園園主の秋山さん親子

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 船橋市内で唯一ハート形をしたトマト「初恋トマト」を専業で栽培している秋山農園(船橋市旭町4、TEL 090-4122-5856)のトマトが同園の直売所で人気を集めている。

初恋トマト(関連画像)

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 初恋トマトは、ハートに似た形をしていることから名付けられている中玉と言われる一口サイズのトマト。ミニトマトやプチトマトと呼ばれる小玉よりも大きく、200グラム程度以上の大玉といわれる「桃太郎」などの品種よりも小さいサイズの種類。

 濃厚な味わいの中に酸味と甘みがバランスよく交わっているのが特徴の品種で、同園にくる常連男性は、「1~2日置いておいてから食べるのが最高。甘酸っぱくってくせになる味、だから初恋トマトというのかな」と照れくさそうに笑う。

 園主の秋山昭司さんは現在60歳。種苗メーカーからの勧めで8年前に葉物からトマト専業に切り替えた。「最初はトマトに関しては素人。毎年チャレンジしながら学んできた」と秋山さん。

作付け初年はトマトの半分以上が出荷できなかったという。その上、市場での初恋トマトの認知も低く値も付かなかった。そのため、2年目からは販売のメーンを直売所に据え顧客の顔が見える農業を始めた。来場客を農園に招き入れトマトが生育している状況を見せるなど、直売ならではの在り方を模索した。

 水を絞ると甘みが増すというトマトだが、絞りすぎるとその分病気が発生したり、実が小ぶりになったりするなどの傾向があること、コンパニオンプラントとしてトマトを好む害虫対策にバジルを植える事などを身をもって学んだ。

 現在は、初恋トマトのほかにも果肉が厚く、酸味と甘みのバランスが良いコクのある品種「キャロルパッション」やフルーティで糖度の高い「イエローミミ」など複数のトマトも栽培している。いずれも糖度が8度以上のものばかり、「トマト農家の常識では8度以上ないとフルーツトマトと呼ばない」と秋山さん。

 4年前から三男の勇生(ゆう)さん(30)が就農、二人三脚で技術を磨いてきた。「うれしい反面、自分の代で終わりにしようと思っていたので勇生の将来が心配」と親心を見せる。一方で「若い者の意見を100%受け入れる気にはならない」と秋山さん。二人三脚で頑張ってきた2人だが、互いに良いものを提供したいという気持ちの部分ではライバルでもある。

 今年の出荷ピークは7月末ごろまで。同園直売所では、この時期、枝豆やトウモロコシなども販売。そのほかブロッコリーやシュンギク、ホウレンソウや小松菜などの葉物も販売している。同園の農産物は船橋東武や西友でも地場野菜コーナーで人気を集めているという。

 営業時間は9時~18時。月曜定休。

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