日本一のスズキ水揚げ量を誇る船橋漁港で7月30日、「親子で三番瀬・東京湾のクルージング」が行われた。船橋市の市民活動支援制度「市民公益活動公募型支援事業」の助成を受けて、NGO三番瀬のラムサール条約登録実現する会が主催した。
市広報で告知したところ100人以上の応募があり、その中から28組32人の親子が抽選で招かれた。
船橋市漁業組合代表理事組合長の大野一敏さんが運転でして行われた同クルージング。当日は、、ふなばし三番瀬海浜公園、東京スカイツリー、幕張メッセ、南極観測船しらせなど東京湾の名所を海上から見学した。およそ1800ヘクタールといわれている広大な東京湾三番瀬での漁における「漁師の常識」について、大野さんが直接レクチャーした。
さらに、船橋市漁業組合の漁場で最も「不思議な場所」とされる「貝殻島」にも着岸。参加者らは東京湾内に数年前に突然できた貝殻でできた島を探検・記念撮影した。
クルージングを終え漁港に戻ると、三井ガーデンホテル総料理長の斉藤摩多以さんによる三番瀬シーフードカレーが振る舞われた。カレールーの下味に船橋産ホンビノス貝のスープを使い、ホンビノス貝を酒蒸したフライと、スズキをカレーベースのマリネに漬けたフライをトッピングした。
家族で参加した小形陽菜ちゃん(5)は「(海に)お魚がぴょんぴょんいっぱいいた」と楽しそうに振り返った。カレーについて、小形晴紀くん(7)は「スズキのフライがおいしかった」と話していた。