高根木戸近隣公園(船橋市高根台5)で7月19日・20日、「第48回たかね夏まつり」が行われた。
高根台地区の各自治会が集まり、実行委員会が設けられる同祭り。「高根台団地の4600戸の住民の親睦を深めようという趣旨が1回目から受け継がれている」と話すのは、実行員会副委員長の石川敏宏さん。
スローガンは「子どもに夢と創造を 大人に心のふるさとを」。さらに近年は、「忘れない!東日本大震災&福島原発事故」がサブスローガンに掲げられている。
自治会をはじめPTA、ボーイスカウト、各スポーツクラブチーム、サークルなど、参加団体数は30以上。模擬店も50を超える出店があり、イベント出演者などを含め、今年は約2万人が参加予定だったという。
しかし、初日夕方からの雷雨により、予定だった盆踊りをはじめ、高根台中学校吹奏楽部によるコンサートや、たかね乱ればやし、高根台第二小学校と高根台第三小学校の児童らのソーラン、親子フラダンスなどが中止になった。関係者によると、中止となったのは48回目にして「おそらく初めて」。2日目も夕方からの雷雨が予報されていたため、催し物を一部中止し、予定を繰り上げて進行した。
2日目は予定通り10時に、山車とみこしがエポカ高根台北側の「ふれあい広場」から出発し、同祭会場までの約1キロの道のりを威勢のいい掛け声を上げ大人と子どもが一緒に歩いた。夕方の盆踊りでは、船橋音頭や高根台音頭など、ご当地音頭も流れて会場をにぎわせた。
会場には小さな子ども連れの家族や、友達同士で遊びに来た小・中学生の姿も。「この辺では一番大きな祭りだと思う。この地域に引っ越して来て2年目だが、子どもを連れて2回目の参加」と、近隣に住む30代男性は話した。
芝生エリアでは花見さながらに、ちょうちんの下、レジャーシートを広げて家族や仲間と飲食を楽しむ人たちの姿も見られた。「初めてこの祭りに来たが、皆さんがレジャーシートを敷いて楽しんでいるのを見て、びっくりした」と、20代の主婦は笑顔を見せた。