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船橋駅前の東武百貨店と西武百貨店、船橋の梨メニューで対決

東武船橋店の「船橋のなし 豊水フェア」のメニュー

東武船橋店の「船橋のなし 豊水フェア」のメニュー

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 船橋駅を挟んで位置する東武百貨店船橋店(船橋市本町7、TEL 047-425-2211)と西武百貨店船橋店(本町1、TEL 047-425-0111)が数年ぶりに「船橋の梨」を通じたオリジナルメニューイベントで激しい火花を散らしている。

西武船橋店の「京成沿線 美味しい博覧会」に参加した船橋のパティシエたち(関連画像)

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 東武百貨店では9月10日まで、館内のレストラン街などと連携して「船橋のなし 豊水フェア」を展開。梨をモチーフにしたオリジナルメニューを館内のレストランやカフェ6店舗で提供している。

 ダッキーダックキッチンでは「梨のクレープ」、カフェ ド あいどるでは「豊水入り寒天のあんみつ」、カッチーヌでは「梨のスムージー~つぶつぶジェリー入り~」、上野精養軒では「豊水梨のグラニテ フルーツ添え」など、各店とも今季のフレッシュな梨を使ったオリジナルメニューを前面に出した商品展開でアピールしている。

 一方の西武百貨店では、7階の催事会場をフルに使って地元・船橋産の商品にスポットを当てた「京成沿線 おいしい博覧会」を9月9日まで開催中。目玉は、船橋の梨農家から直接仕入れた梨を使って、船橋市内に店舗を構えるパティシエ6人とコラボしたオリジナル商品を販売する「船橋 梨スイーツ」フェアだ。

 同フェアでは、菓子工房アントレの高木康裕さんが「プレミアム高木チーズ梨」、アルトポンテの高橋裕武さんが「豊水シャーベット」、菓人KICHISEの吉瀬元彦さんが「幸水梨のタルト・カンパーニュ」などのオリジナル商品が目を引いている。

 西武では、地下食品街で今年のギフトの注目商品「ふなっしー梨箱」に入った船橋の梨を販売、今回の催事ではオリジナル商品を地元パティシエと梨農家のコラボ演出で開発した。

 東武では数年前から西船橋の小松菜生産者や船橋ニンジンの生産者とコラボ商品を開発してきた。和洋女子大学(市川市)栄養学類の学生との産学連携メニューや、プロ野球千葉ロッテマリーンズの人気選手とのコラボメニュー開発などで早くから地元にスポットを当てた企画を行ってきた実績がある。

 「今後はますます地元への貢献を果たしていくため、地産地消メニューに力を入れていくつもり。東武さんとのすみ分けを模索しながら一次産品を扱っていきたい」と西武百貨店広報担当者。

 「もともと船橋は足元に62万人の消費人口がいる街。この街の外に販促するよりも地元に注力した方が効率いいはず」と地元経済界の関係者は話す。「東京近郊にありながら都市化も進み、それでいて一次産業も活発な船橋はまだまだポテンシャルがある」とも。

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