船橋市の非公認キャラクターふなっしーをデザインした船橋のなしを使ったフルコースディナーが10月13日、船橋グランドホテル（船橋市本町7）で行われ、全国から集まったふなっしーファン約100人が参加した。

菓子工房アントレの「ふなっしーのバスタイム－なし風呂でブシャー!!」（関連画像）

　同企画は、船橋のなしをPRするために船橋の梨農家とふなっしー、飲食店と船橋のタウン誌MyFunaが共同で開催。船橋のなしを購入するとふなっしーディナー参加の権利か、船橋のなし5キロ箱のどちらかを選んでプレゼントに応募できるというもの。

　応募条件は、「船橋市内の梨直売所でふなっしー梨袋で3回以上購入する」、もしくは「船橋駅前でふなっしー公認の梨ドリンクを5杯以上」、または「ふなっしー梨箱の梨を1箱以上購入する」の3つ。

　応募総数は5000件を超え、この日のディナー参加の権利には50組100人が当選した。北は北海道から南は九州地方まで、全国各地から参加者が船橋グランドホテルに集まった。

　ふなっしーディナーは、乾杯ドリンクとして二和向台の伏見屋が提供する「トロピカルなっしー」、オードブルにターメリックで黄色に色付けした卵をふなっしーに仕上げた「ふなっしーとゆかいな仲間たち」、スープはカボチャを使いふなっしーが雲の上で遊ぶ様子を表現した「旬なかぼちゃを使ったなっしースープ」。

　さらに、サラダはかまぼこをふなっしーに仕上げ中央に配した「ふなっしーの森」、パンにはゴールデンバーガーが提供する船橋のなしを使った「ふなっしー公認、ふなっしーバーガー」、メーンは牛フィレ肉をベーコンで巻いたメダリオンステーキの「なっしージューシー！」。

　仕上げは、ふなっしーが梨汁（豊水）の風呂に漬かってゆっくりしている様子を再現した、アプリコットと洋梨のケーキ「ふなっしーのバスタイム－なし風呂でブシャー!!－」。菓子工房アントレが提供した。

　それぞれに趣向を凝らし、ふなっしーのかわいらしさを表現したフルコースメニューは、船橋グランドホテルの相澤シェフをはじめ、ゴールデンバーガーの中原シェフ、伏見屋の伏見代表、菓子工房アントレの高木シェフが協力。船橋の総力を挙げたフルコースメニューがこの日限りのコラボで実現した。

　船橋の梨農家を代表して乾杯のあいさつを船芳園園主の加納芳光さん、閉会のあいさつを植草果実園代表の植草学さんが行い、当日の司会をMyFuna編集長の山崎健太朗さんが務めた。

　この日は船橋市内限定で制作されたふなっしーグッズのオークション販売も行われた。オークションの収益から必要経費を差し引いたものは、ふなっしーの意志により、東日本大震災震災孤児を支援する「NPOこども未来基金」への寄付に充てられる。

　北海道から参加した女性は「どれもかわいくて、しかもとってもおいしかった。楽しい企画なのでまた参加したい」と笑顔で感想を話した。