如意輪寺作成のポスター
千葉県香取市佐原の重要無形民俗文化財・ユネスコ無形文化遺産「佐原の山車行事」で山車曳き廻しをおこなっている下分区は、区が所有する身の丈4メートルを超える山車人形「楠木正行」を、奈良県吉野町の如意輪寺に展示します。また、潮来藝座連による佐原囃子の演奏と若連による手踊りで、惜春の吉野を盛り上げます!
【場所】奈良県吉野郡吉野町吉野山1024
塔尾山椿花院如意輪寺
【日時】令和7年4月26日(土)27日(日)
佐原囃子の演奏は26日14時、27日10時30分・13時30分・15時
楠木正行は、南北朝時代に南朝方として河内国(大阪府東部)を中心に活躍した武将で、父・楠木正成が「大楠公」と呼ばれるのに対し「小楠公」とも呼ばれます。
正行公は自身最期の合戦となった四條畷の戦い(1348年)の直前に、現吉野町にある如意輪寺を一族郎党と訪れ、辞世の句を遺したことで知られています。
下分区の山車人形「楠木正行」は、如意輪寺の扉に鏃で辞世の句を刻む場面を再現していることから、数十年前より下分区有志が如意輪寺を参拝し、如意輪寺からは祭礼に合わせて日本酒が奉納されるなど交流が続いています。そのようなご縁で今回の展示が決まりました。
身の丈4mを超える大人形「楠木正行」
令和6年12月に実施した下見の様子。如意輪寺ご住職と下分区メンバー