JR船橋駅からすぐの天沼公園付近に「手打ちそば あまねや」(船橋市本町7、TEL 047-425-8001)がオープンして2カ月がたった。
店主の山口政彦さんは鎌ヶ谷市など千葉県内3店舗ですし店「福寿し」を営むオーナーで、すし職人としては30年以上のベテラン。和食をより多くの人に楽しんでもらおうと研究を重ねるうちに、そばの奥深さを知り、そば職人としての道も追求しようと決意した。
「すし屋の仕入れで船橋の市場には頻繁に来ているが、船橋は人口の割にそば屋が少ないという印象。それだけに船橋はそば屋として魅力のある土地」と山口さん。
店名の「あまねや」は、山口さんがほれ込んだ八千代市のそば店「あまね」から。すでに閉店しているが、敬意を込めて取り入れたという。
店舗面積は21坪。席数はテーブル36席。開放感があり、ゆったりくつろげる作りになっている。
店のコンセプトは「時季に一番いいものを出すこと」。メニューは常陸秋そばの十割そばなど、季節に応じて山口さんが選抜したそばを提供している。メニューはせいろなど4品のみ。品数を絞ることで、そば本来の味で勝負したいという強い思いがあるという。
毎日60食限定。閉店時間前に販売が終わることもしばしばある。
「そばは日本文化の中でも、粋な食べもの。この文化をこれからも多くの人に伝えていきたい」と山口さん。
営業時間は11時30分~15時(そばがなくなり次第終了)。水曜定休。