船橋大神宮(船橋市宮本5)で2月3日、節分祭が午前と午後の2回執り行われた。
同所の節分祭は、拝殿で氏子を招いた神事の後、神楽殿で神楽を奉納し、厄よけの豆まきが行われるのが通例とされている。
奉納された舞は以下の4演目。神楽殿の四方を清める「みこ舞」、神を神楽殿に導くため天狗(てんぐ)の面を着けた者が舞う「猿田彦の舞」、その導かれた神を表現する「恵比寿大黒の舞」、山の神・鐘馗(しょうき)が鬼を退治する「山神の舞」。「山神の舞」では、拝殿で清めた福豆で2匹の鬼を退治する姿を演じた。
神楽殿での舞の後、宮司、氏子らによる豆まきが始まり、神楽殿の舞台から来場者に豆や菓子が放たれた。
子どもを連れて今年初めて来場したという宮本在中の30代女性は「神楽まで見ることができ、とても楽しかった。お菓子もつかむことができて子どもも喜んだので、来年も来たい」と笑顔で話した。