船橋市地方卸売市場(船橋市市場1)で4月4日に行われた市場開放イベント「楽市」で、初の試み「スタンプラリー」が実施された。
「楽市」は、船橋市場を一般の市民に向けて開放することで、市場を身近に感じてもらい、買い物を楽しんでもらおうと行われている。昨年から偶数月の開催とし、年4回から年6回に増やした。
今回、楽市の目玉企画として開催当初から定着していた「船橋産品の無料配布」を取りやめ、来場者に市場内をくまなく歩いてもらう狙いでスタンプラリーを初実施した。
市場内の指定されたエリアで買い物をすると1つ押印され、3カ所のスタンプを集めると1回福引を行える。福引では市場での買い物券などの景品や参加賞が用意され、品物が無くなり次第終了となった。
この日、関連商業店舗では一般客向けの通常営業を行い、駄菓子やノリ、茶、肉、乾物、漬物などの商品が並んだ。青果・水産卸売場では、新鮮な生鮮食品が威勢の良い掛け声とともに売られていた。
中でも水産仲卸売り場では、マグロの競りが行われる同市場ならではのマグロの大ぶりな切り身をはじめとした鮮魚各種、旬な魚介、干物などを提供し、多くの来場客が買い物を楽しんだ
「これまで足を踏み入れてくれなかった部分に足を運んでもらっただけで今回は大成功。次回は、買い物を楽しんでもらったり、商品に興味を持ってもらったりするような仕組みを打ち出すことが大切」と市場関係者。