北習志野駅前の習志野台商店街「JuJuきたなら」(船橋市習志野台2)で4月26日、35回目となる「花まつり」が行われた。
釈迦(しゃか)の誕生を祝う同祭。仏教を始めた釈迦の生誕にちなみ毎年行われている。釈迦は今から2500年前の4月8日、ヒマラヤ山の麓にあるカピラ国に生まれたという。その誕生を祝って各地で花御堂を飾り、甘茶をかける祭事が行われている。
船橋仏教会でも毎年、北習志野の駅前商店街を歩行者天国にして、地域の3~12歳までの男女数十人が稚児として集まり、白象のオブジェを引いて釈迦の誕生を祝っている。
併せて今年も、古着や古書、生活雑貨などを中心とした地域参加のフリーマーケット、ボーイスカウトによる飲料の無料振る舞いが行われた。
稚児たちが花御堂に甘茶をかける姿を見て、「初めて参加したが、衣装がとてもかわいらしい。来年は自分の子どもにも着させてみたい」と20代の主婦。「白象を引いた後、人々の健康などを祈願して、僧侶たちが盛大に念仏を唱えているのは迫力があった」と50代男性は感慨深げに語った。