「和伊　創作イタリアン　船乗りマリナーラ」（船橋市本町2、TEL 047-437-1095）が3月2日、船橋郵便局前の国道14号を1本入った通りにオープンした。

左がオーナーの矢沢さん、右がチーフの野津さん

　オーナーの矢沢謙一さん（40）は船橋市出身。スパゲティ専門店「洋麺屋五右衛門」で8年、学校給食で4年、その後本八幡の飲食店で経験を積み重ね、夢であった自分の店をオープンした。

　チーフの野津幸太さん（35）も同じく船橋市出身で、洋麺屋五右衛門で10年以上の経験を積んでいる。矢沢さんが野津さんの料理センスに引かれ「一緒にやろう」と声を掛け、3年前から2人でオープンに向けて準備をしてきた。

　店名には、2人とも船橋出身ということから「船」という文字を使いたかったこと、同店が港に近いことから「港（職場など）から帰ってきてゆっくり疲れを癒やしてほしい」という思いが込められているという。

　店舗面積は26.7坪。波に揺れるボトルメールが描かれたオレンジ色の看板が目を引く店内に、33席を用意。太陽をイメージしたオレンジと船のデッキのような色合いの壁が印象的な内装。14席の個室もあり、空いていれば2人からでも利用できる。

　ランチの日替わりパスタには3種類のセットを用意。ドリンク付きは850円、ドリンク・サラダ・ミニドルチェ付きが980円、ドリンク・前菜2品・ドルチェ付きは1,100円となる。

　ディナーではイタリアの船乗りが船上で食べるというアンチョビーとトマトソースのシンプルなピザ「船乗りマリナーラ」（650円）、船橋産白ハマグリ（ホンビノス貝）とムール貝のワイン蒸し（880円）、市場で仕入れた鮮魚のソテー（850円～）など船橋の食材を取り入れたメニューも人気が高いという。

　「学校給食の仕事をしているとき、アレルギーのお子さんが多いことを知ったので、小麦を使っていないパスタも用意している」と矢沢さん。

　「気軽に立ち寄ってゆっくり食事を楽しんでほしいし、もっと地域に密着できる店にしていきたい」と笑顔で話す。「近所の農家でイタリア野菜を育てているので、イタリア食材と地元の食材もどんどん取り入れて新メニューを充実させたい」と野津さん。

　営業時間は、11時30分～15時、17時30分～22時。木曜定休。