船橋市の二宮神社（船橋市三山5）で人気ご当地キャラクター「ふなっしー」の誕生日の7月4日、ふなっしーの誕生祭および健康祈願祭が行われた。

ふなっしーの誕生と健康を祈願するファンたち

　全国で唯一ふなっしーのお守りを販売し、一部のファンの間で聖地とされている同神社。ふなっしーの誕生日である7月4日（ナシの日）に合わせてツイッターで声が上がり実現にこぎ着けたという。

　祈とうの祝詞を奏上したのは、本人もふなっしーの大ファンで、ほとんど全てのグッズを収集しているという田久保美英宮司。田久保さんは伝統的な大和言葉を用いる祝詞の節々に「274人の4男として…」「フナディウス4世」といったファン心を刺激するワードをちりばめ奏上。ふなっしーのこれまでの苦労や活躍にも祝詞で触れ、夏の暑い日にも冬の寒い日にも人々の笑顔のために各地で苦労してきたふなっしーをねぎらい、健康を祈願する内容に。ふなっしーだけでなく全てのふなっしーファンの健康についても祈願した。

　「神社としてもキャラクターを対象とした祈とうは珍しいが、私自身もふなっしーのことが大好きなので、こうしたご祈祷をすることができて素直にうれしい」と笑顔を見せる田久保さん。

　この日は長野県や福島県、南は鹿児島県、長崎県など全国各地から20人が参加。それぞれふなっしーグッズで全身をコーディネートし、祝詞の内容に涙を流したファンの姿も多く見られた。　鹿児島から参加したという田中総美さんは「誕生祭のご祈とうに参加したおかげで出会うはずのなかった全国のファンにも会えた。船橋や梨のこともすべて含めて感謝」と感想を話した。

　この日祈とうを受けたお札は、7月12日に北海道津別町で行われる「津別夏まつり」でふなっしーに届けられる予定。