船橋駅(船橋市本町7)と東船橋駅(東船橋2)周辺の飲食店で10月11日、食べ歩きイベント「ふなばシル」が開催される。
駅から徒歩10分圏内の飲食店を会場に開く同イベントは今回で9回目。船橋の飲食店街の活性化と、東日本大震災で被災した宮城県石巻市の牡鹿半島でカキやホヤの養殖を行う漁師の支援が目的。
開催のきっかけは、実行委員長の山崎健太朗さんが柏市の食べ歩きイベント「ユルベルト」に参加した際、「自分の街でもこんな楽しいイベントができたら」と2010年9月に企画。以来、毎年1~2回の開催を重ねてきた。
これまでに、延べ4000人以上が参加したという「ふなばシル」。本年度は、9月21日~23日と10月11日の4日間開催となった。
山崎さんは「9月は初日と2日目のチケット利用者数は、昨年までの半分くらいとあまりかんばしくなかった。開催期間が長いことと、シルバーウィークで外出してしまった人が多いのでは」と分析する。
イベント時、参加店ではチケットと引き換えにドリンク1杯と料理1品をセットにした「ふなばシルメニュー」を提供する。店が独自に考えたオリジナルメニューや限定メニューを提供する。
店によっては、1枚のチケットで交換できる料理を複数のパターンから選べる設定にすることで、ドリンクをセットにしない代わりにフードメニューに力を入れるなど、各店独自の取り組みがSNSなどを通じて話題になることも。
10月の「ふなばシル」では、「ふなばしミュージックストリート」とのコラボ企画で、参加店でミニライブも楽しめる新たな試みを行う。使い残したチケットは10月18日・19日に津田沼駅周辺で開く「ツダヌマ~ル」にも使える。「ふなばシル」ホームページでは現在、「ツダヌマ~ル」の前売り券予約も受け付けている。
山崎さんは「せっかくの機会なので、船橋駅周辺の飲食店を楽しみながら回ってほしい。新しい店を発見する喜びや行きつけの店の新メニューを楽しむなど、参加者それぞれの方法でイベントを楽しんでもらえたら」と参加を呼び掛ける。
開催時間は11時~24時。チケット(4枚つづり)料金は、前売り=2,900円、当日=3,200円。ホームページで前売り券を予約販売するほか、当日券は船橋グランドホテルに設置する本部、イベント参加店で販売する。