船橋駅北口から東葉高速鉄道東海神駅へ向かう路地の一角に「タイ食堂 チャンカーオ」(船橋市本町7、TEL 047-406-4788)がオープンして2カ月半がたった。
店主の坂本貴史さんはフランス料理を専門に勉強した後、渡仏。パリのレストランで修業し、都内のフレンチレストランやイタリアンレストランで約5年間シェフとして働いた。その後、フードコーディネーターや市場での勤務など、食に関するさまざまな経験を積み重ねる中でアジアの文化にも興味を持ち始めたという。
ベトナムやタイを何度も旅する中で、タイ人の女性と知り合い結婚。妻と日本で暮らすようになってから、「妻のためにタイ料理を作ったり調べたりしているうちに、タイ料理にすっかりはまった」と坂本さん。
以前から「店を持つなら飲食店が多く活気のある船橋駅近くで」という思いが強かったことから、同所にオープンした。店名の「チャンカーオ」は「白いゾウ」という意味で、タイではとても縁起が良いとされている。
店舗面積は約9坪。店内にはカウンター4席を含む24席を用意。看板や店内の黒板、カウンター、麻を貼り付けた壁など、内装のほとんどは坂本さんの手作り。カラフルな色のテーブルや椅子、食器などは全てタイから取り寄せ、現地の食堂の雰囲気を再現した。
ランチメニューは、代表的なタイ料理のガパオ、グリーンカレー、パッタイ、カオマンガイから1つ選べ、前菜の生春巻きとデザートが付いたセット(800円)を提供。ディナータイムは、具だくさんの生春巻き(390円)や、エビとイカが入ったトムヤムクン(3人前980円)が客から好評という。ドリンクはタイのビアチャンやシンハビールのほか、焼酎やウイスキーなども各種用意する。
「もっとメニューを充実させていきたい。タイにいるような感覚でタイ人が日頃食べている料理を楽しんでほしい」と坂本さん。
営業時間は11時45分~14時45分、18時~23時。月曜定休。