船橋市民文化ホール(船橋市本町2)で2月14日、PTNA千葉白井「音楽の和」ステーションが主催するバレンタインコンサート「世界をめぐる音楽の調べ」が行われた。
設立から2年目を迎えた同団体。「音楽の和」の名称には音楽で和む、音楽を通して人と人との心の和(ハーモニー)を奏でる、音楽の力でその和を広げていくなどの願いが込められているという。
「音楽でできることを考えている」と話すのは同団体代表の藤井陽子さん。藤井さんは、アフガニスタン難民の子どもへの支援に取り組むほか、東日本大震災の被災地の子どもたちへの支援チャリティーコンサートも毎年開催している。今回は東日本大震災被災地である福島の特別支援学校へ電子ピアノを贈呈する予定だ。
この日は、曲目の作曲家や歴史などの解説をスクリーンに映し出す演出も実施。2台のピアノとミニオーケストラで「主よ人の望みの喜びよ」「ディズニーシー・シンフォニー」など13曲を演奏した。
地域の子どもたちの音楽活性化につなげたいという思いから、指揮者体験を希望する子どもを1人選び出し、舞台で本格的な演奏の指揮体験させるイベントも行った。
市内のピアノ教室に子どもを通わせる父親は「今日ピアノ演奏する先生に子どもがお世話になっているが、このようなコンサートは初めて」と笑顔で感想を話した。