船橋市(船橋市湊町2)のご当地キャラクターで梨の妖精ふなっしーが5月22日、北海道物産展を特集した全国放送のテレビ番組に出演する。
北海道物産展の人気を探る番組「それ行け!北海道物産展‐全国から世界へ飛び立つ北のグルメ‐」(北海道放送)に出演。船橋市とゆかりの深い津別町のB級グルメ「クマヤキ」を応援する立場で登場する。東武百貨店船橋店で5月25日~6月1日に行われる催事で販売することが決まった「クマヤキ」に、船橋テイストを加える。
ふなっしーは番組の中で「クマヤキ」応援団として登場。船橋を代表するパティシエ高木康裕さんに「クマヤキ」を紹介し、半ば強引に船橋ならではのオリジナルテイストを加えるよう要求して立ち去っていく。
高木さんは菓子工房アントレのパティシエで、かつてテレビ東京系の番組「TVチャンピオン」で日本一になった実績を持つ。国内最高峰のパティシエが集まる「TOKYO SEETS COLLECTION」でも活躍する船橋を代表とするパティシエ。
昨夏、北海道津別町「つべつ夏まつり」を訪問した際に初めてクマヤキを知ったふなっしーは、その素朴なおいしさに触れクマヤキのファンになったという。船橋と津別町との30年来にわたる市民間交流や青少年交流という歴史に感銘を受けて今回の応援を決意したようだ。
クマヤキは、十勝産の小豆をぜいたくに使った餡(あん)に、豆乳を練り込んだ皮、全体のフォルムを津別町出身・在住のデザイナー大西重成さんがデザインした商品。クマの愛らしい姿が女性客を中心に人気を呼んでいる。クマヤキの背面に再現されたしっぽの細かい部分に引いるファンも多いという。
クマヤキの梨味は、ピューレ状にした船橋産の梨をくず粉と一緒に練り込んだ棒状の餅が特徴。コンポートにして冷蔵保存しておいた船橋産の梨をクマヤキに合うように高木さんがアレンジした。
クマヤキ梨味は船橋東武の北海道物産展だけの限定販売で、現在のところ津別町内の道の駅あいおいでも、船橋市内の菓子工房アントレでも継続販売する予定はないという。