北習志野駅近くの商店街「ビアーレきたなら」(船橋市習志野台2)で7月2日・3日、「第39回七夕祭り・ほおずき市」が行われた。
同祭りは、1977(昭和52)年に商店会が地域住民への日頃の感謝を込めた「感謝セール」が始まり。その際、保育園、幼稚園、養護施設の七夕飾りと願い事を書いた短冊を商店街に展示した。
年々参加団体が増え多数の七夕飾りを展示する大規模なイベントとして発展、今回は5万人を超える来場者でにぎわいを見せている。
今年の会場には、市民団体と商店会加盟店併せて24ブースが並んだ。市民団体は習志野台周辺の少年野球チームやボーイスカウトなど、子どもたちの活動を支援する団体が大半を占め、年間の活動資金を得ようと活気あふれる呼び込みを行っていた。商店会加盟店は、店頭で感謝セールを行い、通行者に声を掛けていた。
同会会長で実行委員長の後藤四郎さんは「1年間商売させてもらったお礼として行っている。今回は熊本大分災害復興義援金を募る意味もある」と話した。副実行委員小川典于さんは「商店会が地域の住民や青少年育成団体とコラボして祭りをするのは極めて珍しい。この祭りの名前に冠している夏の風物詩『ホオズキ』を知らない若い世代が増えてきたのが少し寂しい」と感想を漏らした。