新京成線高根木戸駅の踏み切り脇に店舗を構える不動産店「南州地所」(船橋市西習志野1、TEL 047-464-1511)の店舗内でハワイ雑貨の販売を開始し、1年以上が経過した。
ウクレレサークルやフラダンス愛好者の間で話題になり、徐々に取扱点数も増えているという。同店の代表者は現在2代目となる池上誠一さん。九州出身の池上さんの父が1973(昭和48)年ごろから営んできた同店では、高根木戸駅周辺の物件を中心に取り扱っている。
父の跡を継いだ誠一さんは、妻の悦子さんと不動産業を営んできたが、「もう少し楽しみながらできる仕事もできたらいいのに」「それなら大好きなハワイのものを販売してみよう」と、昨年6月から、店内でハワイ雑貨の販売を開始した。
「ハレカイ」と店名も付け、現在店舗面積約20坪のうち、入り口付近の約3分の1をハワイ雑貨が占めている。「『こんなことができたらいいね…』なんて最初に思ったのは、もう5~6年も前になる。実現するまでは結構時間がかかった。しかし父の反対はなかった」と悦子さんは振り返る。
店名の「ハレカイ」とはハワイ語で「カイの家」という意味を持つ。同店の看板犬の名前「カイ」から、この屋号にしたという。「今は国産のハワイアングッズもたくさん出回っているが、私たちはなるべくハワイからの雑貨を仕入れるようにしている」と池上さんは話す。
「ハワイ旅行が好きで、オアフ島のカイルアやラニカイビーチがお気に入り。ホノルル空港に着いて空港内に入ったときのちょっと甘い南国の香りや雰囲気も好き」と誠一さんは笑う。同店の店内にも、甘い香りがほのかに漂う。
「この香りは『ディフューザー』という商品からの香り。プルメリアやピカケといったハワイ独特の花の香りがする。1つ3,780円するが、これで1年くらい持つので、意外とリーズナブルで人気商品」と悦子さん。
店内にはそのほか、ハワイ産のコーヒーやパンケーキミックス、インテリア雑貨、ステッカーなどの小物類などの商品が数多くそろっている。
「近所で活動しているウクレレサークルの方や、フラダンスを踊っている方が多く見える。フラダンスやウクレレをしていない方も、ふらっと立ち寄ってくれている」と誠一さんは話す。「いずれは雑貨の通信販売なども行っていきたいと思っている」と池上さん夫妻はほほ笑む。
営業時間は10時~18時。火曜・水曜定休。