船橋市内で音楽活動を行っている市民楽団などが中心となって組織された「船橋・石巻応援オーケストラ」が8月25日、石巻市を訪れチャリティー演奏会を開く。
同楽団を組織したのは指揮者の奥田恵悟さん(36)。趣旨に賛同した64人のオーケストラメンバーは、船橋市内で活動するオーケストラのメンバーや昔やっていたという市民音楽家。震災被害の大きかった宮城県石巻市を訪問し、「石巻中学校」で演奏会を開く。
震災当時、ドイツに留学中だった奥田さんは「地震が起きた事以外の情報が何も無かった。日本全土が沈没したのかと思った」と震災直後を振り返る。「こんな時、音楽家はいかに無力なのか」と失意にあった奥田さんにブラスバンド仲間から「チャリティーコンサートを開こう」という声が掛かった。ライプツィヒの街角で行ったコンサートでは60万円の義援金を集めたという。
「何かできないか」と今年4月、石巻市を訪れた奥田さんは、一向に復興が進まず津波の爪痕が残る街並みに「今起きている大変な事態を、過去に起きた事として忘れてしまってはいけない」と石巻でのコンサートを企画した。
5月に入り参加費1人1万5,000円を支払い合流してくれるメンバーを募った。集まったメンバーで7月~8月にかけて計6回、日曜日夕方からの練習を行い25日の本番を目指す。
8月24日夜中にバスで船橋をたち、25日午前中に石巻へ到着。13時~16時のゲネプロ(全体リハーサル)を経て、17時~19時に本番を行う。演目は、チャイコフスキー大序曲「1812年」、シベリウス「フィンランディア」などを予定。
支援などに関する寄付も受け付けている。問い合わせは事務局(TEL 090-7408-0218)まで。