JR東船橋駅南口から徒歩5分ほどの場所にある「おおすか整形外科クリニック」(船橋市東船橋1)で1月15日、「『歩く』のギモン」をテーマとした市民向けの公開講座が開催された。
同院では2、3カ月おきに「転ばぬ先の体操教室」と題した市民向けの公開講座を開いていたが、コロナ禍のため回数は減っているものの、コロナでも自分自身で運動を続けて健康な体を維持してもらうため、公開講座を開いている。
今回のテーマは「答えが見つかる!『歩く』のギモン」。院内で「あなたは何に困っている?」というアンケートを行った結果、3位まではブログで回答しているため、4位だった「歩行」について講座を開くことにしたという。
講座前には、参加者それぞれの歩幅と、ふらつかずに片足立ちが何秒できるかを測定し、自分自身の現状を知った上で講座がスタートした。
講座は「1日の歩く距離や時間」「ウオーキングに適した時間」「歩き方」「まっすぐ歩くためには?」「1日歩きすぎた後のケア方法」「適した靴とは?」などの質問に答える形で進み、スタッフの指導のもと、参加者全員で運動方法も学んだ。
「ウオーキング中に早歩きの時間を間にいれるとよい」「5000歩を目指すには約3キロなので、自宅からどこまでか知っておくと便利」「時間帯は何時でもよいが、早朝の空腹時や真夏の炎天下、寒い朝、寝る前は避けた方がいい」「歩幅と歩行速度を意識して歩く」「歩き過ぎたときほど、休むのではなくストレッチをする」などの説明に、参加者らはメモを取るなど熱心に耳を傾けた。
初めて参加したと話す女性は「介護の仕事でたくさん動くので、仕事が終わるとついゆっくりしがちだが、そういう時こそストレッチをした方がいいというのは驚きだった。靴も大事ということなので、足にいい靴を探してみようと思った」と話していた。
次回は4月末、「暑熱順化」をテーマに開く予定。「熱中症に強い体にするためにはどうすればいいかを伝える予定。知っておくことで暑い夏を健康に乗り切ってほしい」と大数加光治院長。