津田沼駅北口から船橋方面の線路沿いに古着店が点在する通称「ファッションストリート」に9月オープンした洋服店「SECOURS(スクール)」(船橋市前原西2、TEL 047-411-6606)がファッション愛好家らの注目を集めている。
津田沼の古着店が点在する通称「ファッションストリート」に「ディテール」にこだわる洋服店(関連画像)
同店は、生地や縫製、サイズ感や、ボタンなどのディテール部分にこだわりをみせる商品ラインアップが自慢。既成のブランド衣料も仕入れ販売で取り扱う一方で、自社のデザインを提携工場で製造、オリジナルブランドも手掛けている。
大手ファッションメーカーの商品製造も手掛けている工場と提携し、小ロットでも高品質な商品を製造できる仕組みを構築しているという。「トップブランドで提案しているスタイルを取り入れ1万円以下でコーディネートできるような価格設定を提案している」と同店店主の田中大介さん(41)。
客層は幅広く、20代の学生から30代後半~40代のパパ世代まで。「独身時代にファッションに予算を割いていたが、結婚し子どもができてファッションからしばらく遠ざかっていた人たちからも支持を得ている」
田中さんは「無印良品でチーフデザイナーまで務めた女性デザイナーと契約し独自路線の商品作りをしている」と胸を張る。「女性の目線でメンズを作っているので、格好良さの中に遊び心があり、女性受けするデザイン」とも。
同店は、今年9月まで10年間パルコ津田沼店でテナントとして営業してきた。創業当初はメーカーのブランド品を仕入れて販売するセレクトショップだったが、時代の流れに合わせて自社商品の企画・販売も手掛けるようになったという。
「高品質なものを少しでも安く提供し、良い物、面白い物を適正価格で提供していきたい」と今後の目標を語る。
営業時間は11時~21時。