暮らす・働く 学ぶ・知る

保護猫活動団体がクラファン 池崎さん命名「シン・猫の森プロジェクト」

「シン・猫の森プロジェクト」の協力を呼びかける北村由紀子さん=保護猫活動団体がクラファン

「シン・猫の森プロジェクト」の協力を呼びかける北村由紀子さん=保護猫活動団体がクラファン

  • 6

  •  

 猫の保護活動を行う「猫の森」(船橋市習志野台2)が現在、保護猫部屋に加え、シニア猫と白血病キャリア猫専用の部屋を設けることを目的とした新しい施設作りに取り組んでいる。

多頭飼育崩壊でこの施設に来る猫が多いという=保護猫活動団体がクラファン 池崎さん命名「シン・猫の森プロジェクト」

[広告]

 「猫の森」は2017(平成29)年に設立。代表の北村由紀子さんが自宅近所で多頭飼育されていた猫たちが放棄されたことをきっかけに活動開めた。現在は船橋市習志野台に事務所と「猫の森ハウス」と名付けた保護猫が暮らす部屋を構え、3人の運営メンバーと約120人のボランティアで保護猫をケアしている。

 同施設では約50匹を保護し、さらに約50匹を「保護猫預かりボランティア」が自宅などで預かっている。事務所が入るビルや「島忠ホームズ幕張店」(千葉市)で実施する月1回の「ふれあい譲渡会」や、移動手術車で不妊手術を行う活動も行っている。

 「猫も人と同じで若い猫やシニア猫、病気を持った猫などさまざま。現在の猫の森ハウスでは、エイズキャリア用の猫の部屋、病気療養部屋などをなんとか確保している状態で、シニア猫が元気いっぱいの若い猫の中で過ごしたり、白血病キャリアの猫はケージの中で過ごしたりしている」と現状を話す北村さん。

 7月31日まで、クラウドファンディングで協力を呼びかけている。「シニア猫と白血病キャリア猫専用の部屋を設け、どんな境遇の猫でも暖かく穏やかに過ごせる環境を整えた新しい施設作りのために、猫を愛する皆さまの力を借りたく、クラウドファンディングに挑戦することにした」と話す。

 今回のプロジェクト名は「シン・猫の森プロジェクト」。お笑いタレントのサンシャイン池崎さんが名付けたという。サンシャイン池崎さんは6年前に同施設を訪れ、保護猫2匹を引き取ったことから、度々訪れてボランティア活動も行っている。「自身のSNSで発信してくれ、譲渡会の手伝いにも参加してくれることもあり、感謝している」と北村さん。

 6月5日に始めた同CFは6月14日時点で目標額の27%。オールオアナッシング方式を取り、支援は「猫の森応援コース」(500円~100万円)のほか、「チョビくんコース」(1万2,222円)、「そうくんコース」(2万2,222円)などがあり、支援によるリターンはお礼のメールなどを用意する。「現在は広さも十分でないため、譲渡会などは予約制になっているが、新しい施設になったらいつでも猫を見に来てもらえるような環境にしたい」と話す。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース