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パリ五輪金メダルの橋本大輝選手ら、船橋市特別功労表彰

金メダルを手にする谷川航選手、萱和磨選手、橋本大輝選手(左から)

金メダルを手にする谷川航選手、萱和磨選手、橋本大輝選手(左から)

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 「パリ2024オリンピック」男子体操団体で金メダルを獲得した船橋市ゆかりの萱和磨選手、谷川航選手、橋本大輝選手に対する市特別功労表彰が9月2日、船橋市役所で行われた。

「夢と現実の境目のようだった」と振り返る萱選手

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 パリ五輪の体操競技に出場した3選手。男子団体決勝では、ライバルの中国に差を広げられ厳しい状況となったが、それぞれの選手が安定感のある演技を披露し、最終種目の鉄棒で逆転に成功。2大会ぶりの金メダルに輝いた。

 主将を務めた船橋ジュニア体操クラブ(船橋市習志野4丁目)出身の萱選手は「ジュニアの時に社会人になった時に花が咲くように指導してもらい、まさにその練習してきたことが結果につながった。金メダルを思い続けた20年間なので、夢がかなってうれしいし、諦めないことの大切さを改めて感じた」と感想を話し、「体操をもっと追い求めてロスを目指したい」と力強く話した。

 法典東小学校、法田中学校、市立船橋高校出身の谷川選手は「地元船橋のナシや米を食べて育って、体を作った。オリンピックは厳しい大会だったが最後まで何が起こるか分からないのが体操。少しでもいい演技をしようと意識して最後まで頑張った結果、金メダルが取れてうれしい」と話し、「今よりも体操を楽しみたいし、体操フィーバーがきたら最高」と笑顔で話した。

 市立船橋高校出身の橋本選手は、団体戦ではメダルの色を分ける最後の鉄棒の演技を担った。「『何で俺が最後なんだ』って思って、人生で一番緊張したが、4人がいたからこそ、いい演技ができた。船橋だけでなく日本の皆さんに感動を届けられたのでは」と笑顔を見せた。

 表彰状を手渡した松戸徹市長は「金メダルは本当に素晴らしい。日本の体操をしっかり前に進めてほしい」と活躍をたたえた。

 船橋市特別功労表彰は広く市民に希望、感動を与えた人物に与えられる。JAいちかわ、JAちば東葛、船橋市漁業協同組合から地元特産のナシや枝豆、のりなども贈られた。

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