船橋駅近くの私設のビートルズ資料館がビートルズデビュー50周年にあたる今年3月にオープンしたことで、多くのビートルズファンが全国から口コミで船橋を訪れている。
県内外を問わず遠くからわざわざやって来るファンも少なくないという資料館(関連画像)
同資料館を設立・運営するのは都内で教論を務める野口敦さん(55)。「中学2年生の時に兄がビートルズの曲を聞いていたのがきっかけで、のめり込んでいった」と野口さんは当時を振り返る。中学生の時からグッズを集め始め、レコードはもちろん、チケット、ライブ当選通知、デビュー当時の新聞など、43年かけて集めたグッズは今では1万点以上にも及ぶ。
英語の授業でもビートルズの曲を教材として扱っている。「最近はビートルズを聞いたことがない生徒たちがだんだんと増えてきている」と野口さん。「このままではマニアだけに語り継がれるアーティストになってしまう。ビートルズの素晴らしさを伝えていかなければいけない」と、ビートルズ50 周年の今年に設立した。
同資料館は日曜に1日6人限定で無料開放している。資料見学後は、2階のオーディオルームに移動、来館者全員でレコードの聴き比べなどを行う。設立以来、貴重なグッズを一目見ようと、野口さんの元には全国からファンが集まっており、中には海外から来る人も。
「英語が分からなくてもビートルズの素晴らしさは伝わる。ファンもそうでない方も気軽に来ていただければ」と笑顔で語る。
展示物は時期に合わせて内容を変更。12月は8日のジョン・レノンの命日にちなみ、ジョン・レノンコーナーを設置している。
展示時間は13時~15時半。要予約。入場無料。