新京成三咲駅から北に伸びる「三咲中通り商店会」に1月24日、懐石中国料理店「雅（みやび）」（船橋市二和東6､TEL 047-448-1616）がオープンした。

中国料理懐石という新京成沿線には珍しいジャンルの店（関連画像）

　オーナーは原田康雄さん（57）。舞浜ヒルトンホテルの厨房で14年間腕を振るっていた中国料理のシェフで、60歳を前に「自分の店を持ちたい」というかねてからの夢を実現させた。店舗面積は18坪で、席数は32席。

　原田さんは、三咲小学校、御滝中学校卒の地元っ子。都内や船橋駅周辺ではなく、三咲に店を構えた理由について、「育ててもらった地元の皆さんに、わざわざ東京まで行かなくても同程度の味をリーズナブルに楽しんでもらえる店を、歩いて行ける範囲に開きたかった」と話す。素材の質については、「ヒルトンの厨房とほとんど変わらない」とも。

　「隠れ家的な店にして、口コミで知ってもらえるようにしたい」と原田さん。看板は控えめにして高級感を出し宣伝も使わない。21日から3日間行ったプレ・オープンは、ほとんど告知しなかったにもかかわらず連日満員になったという。オープン日のランチも満席になった。

　1月末までは、中華そば（900円～）や海鮮焼きそば（1,200円）、チャーハンをはじめとしたご飯物（1,000円～）以外はコースメニューのみの提供となる。

　コースメニューは現在、「雅コース」（1,500円）と「雅オープン特別メニュー」（3,800円）の2種類だが、徐々に通常のアラカルトメニューも増やしていく予定だ。

営業時間は11時30分～15時、17時～21時30分。月曜定休。