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「結ばない」靴ひも、船橋の企業が開発-全国スポーツ量販店で販売

形がイモムシに似ていることから「キャタピラン」と名付けた新商品

形がイモムシに似ていることから「キャタピラン」と名付けた新商品

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 船橋市内に本社を置く「ツインズ」(船橋市金杉7、TEL 047-449-8380)が「結ばない」靴ひも「キャタピラン」を開発し、3月より全国のスポーツ用品量販店・専門店、百貨店などで販売が始まった。

結ばないでもフィットする新しいタイプの靴ひも(関連画像)

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 同社は1999年4月に設立された家電を中心とした開発するファブレスメーカーと呼ばれる事業体で、スポーツ用品としては同商品が初の開発となる。ファブレス(fabless)とは工場(fabrication facility)を自社で持たずに製品製造をアウトソーシングすることを指す。

 同商品はナイロンとゴムを製紐機で編み込んだもので、ゴムひものような伸縮性と締め具合を調整・固定できるコブ状のふくらみが特徴。名称の由来は「ひもの形状がイモムシに似ていたので、イモムシの英語キャタピラー(CATERPILLER)と、ラン(RUN)の造語でキャタピラン(CATERPYRUN)にした」と同社の梶原隆司社長。

 開発のきっかけは梶原さんの子どもの靴だったという。「成長に合わせて大きめの靴を買うから足に合わない。マジックテープの靴だと、フィットはするが子どもが敬遠する。そこで、大きめの靴でもフィットするひもを開発しようと思った」という。フランス製の靴ひもを原型にし、梶原さん自らがフィット感を確かめながら40~50回の試作を繰り返し、2年半を費やしてようやく完成にこぎ着けた。

 今後はプロスポーツ選手を普及アドバイザーに据え、全てのジャンルのスポーツ市場をターゲットに拡販をしていく予定という。

 同商品は、子ども・女性向けの50センチと一般向けの75センチの2種類で、価格はどちらも980円。

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