子育て中のママを中心とする団体「れいんぼー実行委員会」が5月1日、ぬりえの絵本「れいんぼー」500冊を寄付するため船橋市役所を訪れ、藤代孝七船橋市長に手渡した。
日本語訳が付いた英語のストーリーとぬりえを中心に編集された同書は、A5サイズ20ページのフルカラー。毎月1回、20日ごろに発行する。初回発行部数は3000冊で、市内約100カ所で無料配布する。
今回船橋市に寄付した500冊は「プレ版」で、「創刊号」は5月20日に発行。以降、毎月1回のペースで発行を続ける予定だ。
物語・イラスト・英訳・デザインなどの制作はすべて子育て中のママが行い、今年1年は子どもの「なんで○○なの?」というよくある質問をテーマ展開行。今回寄付した準備号は「なんで虹は七色なの?」という内容のオリジナルストーリーで作られている。
創刊号には、子どもと行けるイベント情報や、「興味はひかれるが、実際にどんな所なのかを知りたい」という会社やサークルを実行委員メンバーが訪問。ママ目線で語る体験レポートページなども予定している。
この日、市役所を訪れたのは、代表の澤谷加惠さん、副代表の小原美和さん・吉田亜矢子さん・榎本美紅さんの4人とその子どもたち。
同実行委員会は、「ママがママを支えられる場所」「子どもがいても働ける場所」を作ることを目的に発足。「育児は孤独を感じる時がある。この活動をする事で孤独なママを一人でも減らせられるような場所をつくりたい」と代表の澤谷さん。船橋市が提供する子育て支援サービスとも連携しながら事業展開を図っていく。
寄付された絵本は船橋市内の支援センターと児童ホームに配布する予定。市内の飲食店、販売店、保育園、幼稚園などにも配布している。メンバー募集や配布先募集も随時行っていく。問い合わせは070-6968-5960(澤谷さん)まで。