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船橋の若手経済人らがタウンミーティング-市内初の試みに100人

小松菜を全国的なブランドに育て上げた西船橋の小松菜農家・平野代一さん

小松菜を全国的なブランドに育て上げた西船橋の小松菜農家・平野代一さん

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 船橋市内で活躍する30~40代中心の若手経営者や商店主らを集めたタウンミーティングが2月13日、船橋市役所の大会議室で行われた。

人と人とのつながりを築くため、農業者と漁業者、商店主や企業経営者らが懇親会に参加(観点画像)

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 今回初めて行われた同ミーティングは「経済ミーティング」と名付けられ、今後も継続的に実施していく気持ちを込めて「序章 ゼロからのスタート」と副題が付けられた。この日は西船橋の小松菜農家・平野代一さんが講師として登壇し、小松菜を全国的なブランドに育て上げてきた経緯などを話した。

 平野さんは5年前に市内のコミュニティー紙の女性編集者の紹介で異業種交流会に参加したことから、地域への取り組みが始まったという。小松菜のPRを行うため近隣店舗で小松菜を使った料理を提供するように交渉したことや、小松菜利用を促進するために小松菜パウダーを開発したこと、飲食店と一緒に小松菜ハイボールを開発したことなどを時系列に沿って紹介し、西船橋の農家が丹精込めて育てた小松菜が全国ブランドに育つまでの経緯を話した。

 平野さんが活動する中で、貝問屋を営む内海金太郎さんと出会ったことも触れ、内海さんも登壇。2人で協力して「漁港の朝市」を立ち上げた経緯などを説明した。

 講演終了後は、市役所地下の食堂で懇親会が催され、これまでつながりのなかった農業者と漁業者、商店主や企業経営者らが名刺交換やあいさつを交わした。

 同ミーティング発起人の松戸徹市長は講演前のあいさつで、「人と人とのつながりが船橋のパワーの源。これほど市民力のある街は他にない」と話し、「市民間のつながりが強化されれば、船橋の街が自然と良い方向に向かっていく。みんなが顔見知りになってつながってほしい」と呼び掛けた。

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