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京成中山の老舗そば屋「夏見屋」リニューアル-4代目店主が腕ふるう

寺町の風情を壊さないように気をつけたという「夏見屋」の外観

寺町の風情を壊さないように気をつけたという「夏見屋」の外観

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 京成中山駅より徒歩1分の立地にある手打ちそば「夏見屋」(船橋市本中山1、TEL 047-334-6233)が2月1日、4代目店主石井善幸氏(39)に代替わりしてリニューアルオープンした。

奈良養鶏園の「奈良たまご」を使用した生湯葉とはんぺんの絶品ふわふわ卵とじそば(関連画像)

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 同店は大正12年の老舗そば店。建物の外観リニューアルも「寺町の風情を壊さないように気をつけた」と石井さん。道路に面して出入り口を付けるのではなく、長いアプローチの先に入り口があるモダンな造りとなっている。

 入り口そばに構える木彫りの大きな看板は初代から使い続けているもので、創業者石井栄次郎さんの名が刻まれている。店舗面積は23坪。席数はカウンター5席、テーブル席12席、ボックス席2卓の計28席。

 そばとうどんのメニューが中心のランチタイムが終わると、すぐに夜メニューの仕込みに入る。リニューアルオープンからまだ1カ月もたたないが、既になじみの客から新規客まで幅が広がり、土日も宴会や法事の客でほとんど貸し切りになる状況だという。

 昆布、シイタケ、煮干し、鰹の粗削りだけで作ったそばやうどんのスープは、「少々味が薄く感じるかもしれないが、汁を飲み干してほしいから」と石井さん。にしんそば(1,500円)やにしんうどん(1,500円)は3日間じっくり炊いたにしんを使い、卵とじやダシ巻き卵(700円)には船橋市内の奈良養鶏園の「奈良たまご」を使用。

 たぬきうどん(1,000円)やたぬきそば(1,000円)の天かすは、桜海老と長ネギと三つ葉で作る。塩は自家製にするなど、石井さんのアイデアやこだわりが随所にちりばめられている。

 20年近く他店で板前を続けてきたという石井さん。妻と一緒の再スタートに「手応えを感じている」という。
 営業時間は11時30分~15時、17時30分~22時。木曜定休。

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