暮らす・働く

中央卸売市場で「船橋市農水産祭」-1万8000人の市民でにぎわう

船橋市中央卸売市場内で行われた農水産業の祭典に1万8000人が訪れた

船橋市中央卸売市場内で行われた農水産業の祭典に1万8000人が訪れた

  • 0

  •  

 船橋市中央卸売市場(船橋市市場1)で11月6日、船橋市内の農産物・水産物のPRイベント「船橋市農水産祭」が開催された。主催は船橋市。

[広告]

 船橋市の生産品にどのようなものがあるのかを広く市民に知ってもらい、生産者との顔の見えるコミュニケーションをとることで安心・安全な産品をPRする目的で毎年開催されている同祭。開催は今回で44回目。

 当日は、生産者団体を含む30団体による20以上の出店でにぎわい、約1万8000人の市民が生産者直売の野菜や水産品、船橋の会社による加工食品などを買い求めた。中でも中央卸売市場関連商業組合が提供する模擬店では、よりどり1個100円~などのコーナーに人気が集中。「市価よりも大幅に安い金額で商品を購入できる」とあってたくさんの来場者でにぎわった。午前中に行われた「マグロの解体ショー」には多くの見学人が集まり豪快な解体作業にくぎ付けとなった。解体されたマグロは、そのまま会場で即売された。

 ほかにも、オープニングセレモニー後に紅白の餅を使った「祝い餅まき」が行われたほか、船橋市花卉(かき)組合による「はなみずき」の苗木無料配布や小松菜ラーメンの提供、つきたての餅を「あんこ」「きなこ」「からみ」の3種で1000人に無料配布するコーナーなどに行列ができた。

 会場内でひときわ人目を引いた「野菜ピラミッド」は、船橋産野菜を中心にした新鮮野菜で構成され、祭りの終わりに無料配布された。会場内には東日本大震災被災地への募金箱も設置し、来場者による募金を促した。

 船橋市内で農業を営む鈴木孝雄さん(25)は「直接消費者の方の顔を見て農産物を販売できるのは良い機会でリフレッシュできる」と話していた。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース